Chariots（チャリオッツ）
軟式野球サークル（W大学公認）
男子（選手）はW大学、女子（マネージャー）は女子大
Sさん（以下、私）はこの春、W大学に入学しました。匿名を条件に、Chariotsの4月の新歓コンパについて語ってくれました。
私は、Chariotsのコンパには遅れての参加でした。私がコンパの開催場所に着くと、もうすでに大勢の人が卓に着いており、その様子には些かの驚きを禁じ得ませんでした。
そのように私は驚いておりましたが、その次の瞬間にまた第2の驚きの感情が押し寄せたのです。この波は第1波よりも随分と大きいものでした。私が驚いたもの、それは女子の容姿のレベルの高さでした。この時点では、Chariotsというサークルは女子も男子も全てW大学生によって構成されていると思っていましたので、その驚きは一層増して感じられました。（インカレサークルの方が女子大などから容姿端麗な人が集まるため、容姿のレベルが高いというステレオタイプが存在する。）
1つの卓には男と女の先輩1人ずつと、新入生といった感じでした。これは極々よくある新歓の風景です。ただ、私の卓には男の先輩が、何故かはわからないがいないようでして、女の先輩は困った表情を浮かべていました。しかし、結局、男の先輩が追加されることはなく、女の先輩がひとりでその卓を切り盛りすることとなったのです。
そして、酒が出され、コンパが始まりました。ただそのお酒もテキーラなどといった度数の強いものではなく、カシスオレンジばかりであったので、割とゆるい新歓コンパだという印象を受けました。現にコールやゲームなどの声がどの卓からも聞こえてくることはありませんでした。ただ、4月の最初らへんの新歓であったため、まだ本性を表していないだけという可能性も忘れてはいけません。
野球サークルということなので、コンパの話題も自ずと野球のことになっていきました。まず手始めに女の先輩に普段は何をしているのかと聞きました。すると先輩は「うーん、応援ぐらいかな？」となんとも言えない返答をしてきました。私は、この時点でこのサークルはただただ遊んでいるだけなのかな、と薄々感じ始めました。そして、この話を最後に話題が尽きてしまいました。
基本的にはこの調でした。話すことが特にないのです。
遂に、この雰囲気に耐えられなくなって私の方から「どこの球団推しなのですか？」と声を発しました。先輩は「え！？なーんもわからない！」と答えました。まあ、先程の答えから、こう返答されるのは容易に想像できました。どうやら球団とかには詳しくなさそうなので、少し質問の主旨を変えて「好きなポジションはなんですか？」と追加で聞きました。ここまで読んだあなたなら、先輩からの返答はもうわかるでしょう。「何もわからない」です。私も何度か野球の話題について粘ってみましたが、全てこのような調子でした。
ここで本当に話に終止符が打たれてしまいました。すると、女の先輩が「1年生ともう話すことないねーー」と忽然と言い放ち、立ち上がりまして、他の卓へと移動しました。私達は完全に放棄されたなと思いつつも、その先輩の挙動を目の端で追っていますと、なんと男の先輩と戯れているのです。「ねぇ〜」などと言って、戯れているその様子は、私にその二人が付き合っているのではないかと錯覚させるほどのものでした。いや第一、付き合っているとしても公共の場で、しかも新歓コンパでいちゃつくなどなんとも異常なものです。
しばらくして私はトイレに立ちました。そこで私は恐ろしいことを聞いてしまったのです。
トイレが混雑していたので、ドアの外で部屋の開くのを待っていました。すると、その何個か後ろから、いちゃついていた女の先輩と男の先輩の声が聞こえてきました。「もう新歓疲れたよ〜」「それな〜」「もうほんと作り笑いやめたい」そんな声が聞こえてきました。私は自分の耳を疑いました。私の耳は逝かれてしまったのか、いや違う、彼らがこれを声にしたのは事実なのです。
その言葉は私の脳内を反復しました。今までの全てが作り話題だったのか、一体ほんとの笑顔はなんなのだろうか、そのような気持ちがふつふつと沸いて参りました。そうして、その問答の結果、私は非常に怖くなったのです。
実を言いますと、新歓コンパが1000円だった割には、食べ物が全く出てこず、提供されたものといえばお酒ばかりであったのでした。また、上で述べたように対応も悪いですし、印象は決してよくはありませんでした。全てを終えたあと、ただただ後悔の念が散らかったばかりでありました。
未成年者飲酒（5／５）｜強制
一気飲み（５／５）｜強制
迷惑行為（３／５）｜路上での嘔吐
合計（１２／１５）｜極めて悪質